株主優待券に「カツ丼」と「電動ドリル」? 理由をアークランズに聞いたら納得の理由でした
券面の左側に「電動ドリル」、右側に「カツ丼」の写真を使った株主優待券が、SNS上で注目を集めています。いったいなぜこのようなデザインになったのかを取材すると、なるほど納得な理由がありました。
アークランズの株主優待券です
アークランズ株式会社が発行している「株主様ご優待券」。 券面の左側に「電動ドリル」、右側に「カツ丼」の写真が使われています。 SNSで紹介されると、意外な組み合わせもあって「謎の券」と話題になりました。 券面の下の方には、アークランズが展開するブランドのロゴが並んでいます。 ホームセンター「ムサシ」や「ビバホーム」、カツ丼の「かつや」、からあげの「からやま」などなど。 どうやら株主優待券のデザインは、同社が展開している業態と関係しているようです。
理由を聞きました
「このデザインとなったのは今回の株主優待券からです」と話すのは、アークランズのIR広報室担当者です。 もともと、株主優待券を発行していたのは「かつや」などを展開するアークランドサービスホールディングスで、アークランズにはなかったそうです。 昨年、アークランズが親会社となり、アークランドサービスホールディングスを完全子会社化する株式交換を実施。 これによりアークランズが株主優待制度を引き継ぎ、今回からムサシやビバホームなどでも利用できるように。 こうした経緯があり、電動ドリルとカツ丼の写真を使うことになったそうです。 「アークランズの核事業であるホームセンターで販売している電動ドリルと、アークランドサービスホールディングスを代表する外食チェーンの『かつや』のかつ丼を選びました」 それぞれを代表する商品を選ぶことでわかりやすいデザインとなるだけでなく、「『住』と『食』の両輪で価値ある暮らしを提案していきたい」という思いも込められているそうです。 話題になったことについては、こう話します。 「同じグループ会社だということが、SNSという見える形でお客様に知っていただく機会になったことは、良かったと考えております」