被災地支援会議欠席に関する質問相次ぐ 川勝知事「危機管理監と私で役割分担ができた」
能登半島地震を受け9県1市で開かれた会議に、自治体のトップで静岡県の川勝知事だけが欠席したことについて、知事は「危機管理監と役割分担できた」と判断の正当性を述べました。 川勝知事 静岡・駿河区 13日: 「ふじのくに静岡県にようこそお越しくださいました。 心地よく晴れたる冬の青空にいよいよ映える富士の白雪、 富士山とこのTGCは相性がいいですね。 静岡県民360万人を代表して、皆さんを歓迎いたします。きょうは楽しんでいってください」 黒いタキシードに蝶ネクタイ姿でステージに立った川勝知事。 13日静岡市内で開かれた国内最大級のファッションイベント「東京ガールズコレクション」にゲスト出演しました。 川勝知事: 「きょう、ふじのくにはとても美しくて明るいですね。 しかし我々の同胞が能登で苦しんでいます。 ここに来られない人たちを一緒に励ましましょう。 しかし、きょうは明るく元気になって楽しんいってください。一緒に楽しみましょう。」 満面の笑みであいさつした川勝知事ですが、打って変わって15日の記者会見では…。
川勝知事 県庁 午後2時すぎ: 「代理出席も可能ということだったので、支援に一切支障がなかったと考えている。被災地のために仕事をしているので、失礼なことをしているとは思っていない」 川勝知事の“あの行動”について、質問が集中しました。 1 月4日、静岡新聞社・静岡放送主催の「新年のつどい」に出席した川勝知事。 しかし、同じ時間帯には石川県をはじめとする中部ブロックの9県と名古屋市による被災地支援会議がオンラインで開かれていて、静岡県以外の自治体は首長が参加していたのです。
川勝知事 県庁 午後2時すぎ) 「その時間は各界の代表が集まられる賀詞交歓会があったので、賀詞交歓会で静岡県が行っていることを説明するということで、そちらを優先した。この件については、会議で話すべきことは事前に被災地の馳知事に電話でお伝えしていて、また本県の危機管理体制は非常にしっかりできているが、その最高のトップは危機管理監です。従って危機管理監が代理出席した。」 Q判断基準は適切? 「支援に全く支障をきたしていません。 ですからこれはさらに言えば、県の全ての代表が集まる賀詞交歓会でこの件について説明ができたので、(賀詞交歓会に出席した)皆様方のご支援をお願いしたいということを言えたので危機管理監と私で役割分担ができたと思っている。むしろそういう方が出たほうが良かったかなと思う、他の県も」 「役割分担ができた」と胸をはる川勝知事。 そのうえで、会議に代理出席した黒田危機管理監に対してこんな発言も…。 川勝知事: 「発言をしなかったのがちょっと悔やまれますね。我々がやっていることを説明してくれれば、一歩も二歩も前に行っていたので。そのことを黒田危機管理監が言わなかったので、何か何もしていないかのごとく受け止められたのは本当に残念」 Q(県職員から)他の県は全部知事が出ます。知事は出ないのでしょうか?などの進言・助言はあったのか? 「はいありました。どういう助言があったのかというと、危機管理監が出ます。知事は賀詞交歓会で現状を話してくださいという助言でした」 Qその助言は正しい? 「正しいと思いますよ」 Q会議に出ないというのは被災地に対して失礼ではないのか? 「いえ、被災地のために仕事をしているので、失礼なことをしているとは思っていない」 Q一部からは賀詞交歓会に出た後に会議に出ることもできたのではとの指摘もあるが? 「(賀詞交歓会は)午後4時半から始まったと思うが、4時45分から5時15分までインタビュー時間にあてられていたと思う。ですから生放送で設定されていたので、他の人が代われないというのがあったので」