川端康成「雪国」の装丁も 型絵染の名工・芹沢銈介が手がけた本の装いと挿絵の世界 仙台
東北放送
染色工芸家・芹沢銈介(せりざわ・けいすけ)が手がけた本の装丁や挿絵の展示会が仙台で開かれています。 【写真を見る】川端康成「雪国」の装丁も 型絵染の名工・芹沢銈介が手がけた本の装いと挿絵の世界 仙台 JR仙台駅東口にあるギャラリーで開かれている「本の装いと挿絵の世界」。 型紙を使って布を染める型絵染(かたえぞめ)の名工、芹沢銈介が手がけた本の表紙や挿絵など約150点が展示されています。 芹沢と親交のあった精神科医・式場隆三郎(しきば・りゅうざぶろう)の「ロートレック」は表紙に色鮮やかな模様が施されて上品なフォントで文字が描かれています。 こちらは、文豪、川端康成(かわばた・やすなり)の代表作「雪国」。 物語の美しさを無駄のないデザインで表現した装丁となっています。 訪れた人 「なかなか芹沢さんの作品を見る機会がなかったのでとても感激しています」 また、スペインの小説「ドン・キホーテ」を芹沢が自ら解釈し、制作した日本版の絵本も展示されていて、訪れた人は、色彩豊かな作品にじっと見入っていました。 この芹沢銈介の企画展は、JR仙台駅東口にある「東北福祉大学ギャラリーミニモリ」で7月21日まで開かれています。
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