イ・ボミの後継者⁉ 合格率3%の狭き門を突破した韓国2勝の22歳・宋佳銀「日本にすごく興味があった」
今年の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストは21人が合格率3パーセントの狭き門を突破した。どの選手もスター候補といえる。4日間トータル9アンダー・8位タイで一発合格を決めた韓国出身の22歳、ソン・ゲウン(宋佳銀)は、イ・ボミの後継者候補になるかもしれない。 プロテスト合格の政田夢乃は天然⁉ 意外な素顔をぶっちゃけます【動画】 「JLPGA(日本ツアー)にすごく興味があって、そこで活躍したいという気持ちがあってプロテストを受験しました。合格できてうれしいです」と飛びきりの笑顔を見せた。 2000年12月5日生まれのソンは、日本のプラチナ世代の西村優菜、古江彩佳らと同年代。19年6月にプロ転向し、21年は「ハナフィナンシャルグループ選手権」で初優勝を遂げて賞金ランキング13位。22年は「DAEBO hausD OPEN」で優勝を挙げて同22位。今季は未勝利だが賞金ランキング42位につけている。昨年はKLPGA広報モデルにも選出されている。 プロテストの2次予選の受験資格に、「当該年6月最終金曜日時点のロレックスランキング(世界ランキング)上位400位のうち上位30名」があり、当時157位だったソンは2次から受験して3位タイで通過して最終にコマを進めて合格した。 今年10月で日本ツアーを引退したイ・ボミとは韓国の試合で戦ったことがあるという。「何回も優勝されていてすごくかっこいい姿をたくさん残してくださって、すごく憧れています」。ボミが日本で多くのファンに愛されていた“人気者”だったことも知っており、「もちろんです」とボミのように日本で活躍したいと話す。 身長160センチのソンのドライバーの平均飛距離は235ヤード。「正確なショットとパッティングが得意」と飛距離よりも精度で勝負するタイプ。一番の憧れの選手は、「どんな場面でも強いメンタルを持っているのがすごい」というインビー・パク。海外メジャー7勝を含む米女子ツアーで20勝の名選手の名前を挙げた。 プロテスト合格時点では来年のツアー出場権をかけた日本のQTの受験については、「今年は出るかちょっと迷っています…」と話していたが、QT1次にしっかりエントリー。来年は韓国ツアーが主戦場になる可能性も高いというが、近いうちに“ゲウン・スマイル”が日本でも見られかもしれない。
ALBA TV