災害への備え、親子ら学ぶ 米沢・廃校活用し「サスティナマルシェ」
廃校を活用し、持続可能な地域づくりを考えるイベント「廃校サスティナマルシェ」が2日、米沢市の旧三沢東部小で始まり、初日は親子連れなどが災害への備えなどについて学んだ。3日まで。 避難所運営のワークショップや、災害時の連絡手段などについて学ぶ講座を展開する。この日は国際災害レスキューナースの辻直美さん(54)=大阪府=による講座が開かれた。国内各地の被災現場で活動した経験を踏まえ、「簡易トイレなどの防災グッズを実際に使ってみるなど、事前の備えが重要」と強調した。 辻さんは防災リュックの中身も紹介し、参加者からの「どのように使うのか」「何を入れておけば安心か」といった質問に答えた。 イベントを企画した置賜建設(米沢市)の川野敬太郎代表取締役は「廃校に再び人が集まり、地域や暮らしについて考える場を提供できればうれしい」と話した。