金太郎の生誕地から終えんの地へ 静岡県から訪問団 地域住民と交流/岡山、静岡・勝央町
平安時代の武将・坂田金時(幼名金太郎)の生誕地とされる静岡県小山町の訪問団が12、13 の両日、終えんの地とされる岡山県勝田郡勝央町で金時をまつる神社を見学するなどし、地域住民と交流した。 【写真】金時終えんの地として詳細を記した栗柄神社の案内板
両町の姉妹都市縁組を記念した交流事業の一環で昨年に続き実施。公募による小山町民や込山正秀同町長ら33人が来町した。
初日は平地区にある金時をまつる栗柄神社を訪ね、地元住民らが赤い腹掛け姿でお出迎え。町文化財保護委員長の赤木耕三さん(83)が、武勇をたたえる住民によって倶利伽羅(くりから)権現として700年ほど前から大切にまつられたことなどを話し、参加者は熱心に見聞きした。
この後、文化ホールなどに移動し、金時太鼓保存会による演奏体験や、金時にまつわる企画展の作品を鑑賞。翌日は勝間田地区で開かれた第43回金時祭で金太郎の山車とともにパレードし、ステージイベントも楽しんだ。
両町は1973(昭和48)年に姉妹都市縁組を締結し、相互訪問などを続けている。
津山朝日新聞社