好調ニューカッスル、逆転勝利で公式戦6連勝! 敗れたトッテナムは直近4戦で3敗目
プレミアリーグ第20節が4日に行われ、トッテナムとニューカッスルが対戦した。 今季はここまでなかなか波に乗り切れず、不完全燃焼なシーズンを送るトッテナムは、前節終了時点での成績が7勝3分9敗。勝ち点「24」で11位に沈んでおり、直近のプレミアリーグでは3戦未勝利と不安定な戦いが続く。ホーム2連戦となる今節は、公式戦全体で見ても、プレミアリーグのみで見ても、4試合ぶりの白星を目論む。 【ゴール動画】好調ニューカッスルがスパーズに逆転勝利 対するニューカッスルは、前節終了時点で9勝5分5敗の成績で勝ち点「32」を積み上げており、順位も5位につけるなど上々の前半戦を過ごしている。11月下旬からは公式戦4戦未勝利に陥るなど苦しい時期も過ごしたが、現在は公式戦5連勝中と好調をキープしており、アウェイゲームであろうとも勝ち点を譲るつもりはない。 そんな両者によるゲームは、開始4分にスコアが動く。トッテナムはルーカス・ベリヴァルが敵陣のスペースをドリブルで前進し、大外に開いたブレナン・ジョンソンを使うと、マイナスへの落としを待っていたペドロ・ポロがアーリークロスを送る。このボールを、スヴェン・ボトマンの背中に入って動き出したドミニク・ソランケがヘッドで沈め、トッテナムが先手を取った。 だが、ニューカッスルも1点ビハインドの時間を長くは続かせない。トッテナムは自陣でのビルドアップにおいて、パペ・マタル・サールからの横パスが乱れると、ベリヴァルがなんとか繋ごうとしたものの、このボールがジョエリントンに当たってしまい、ここからニューカッスルがショートカウンターへ。ブルーノ・ギマランイスからのパスでボックス左に侵入したアンソニー・ゴードンが左足でシュートを流し込み、即座に試合を振り出しに戻した。 1-1となってからはトッテナムがボールを保持する時間が長かったものの、徐々にニューカッスルも主導権を握って攻撃する時間を増やしていく。トッテナムはソランケやサールがゴールに迫るシーンを作ったほか、ポロが強烈なミドルシュートを放つ場面も作る。対するニューカッスルもゴードンが複数回にわたってゴールに迫ったほか、アレクサンデル・イサクがシュートまで持ち込む場面を作り出す。 このような状況で迎えた38分、ニューカッスルは敵陣中央で顔を上げたサンドロ・トナーリが右サイドへ繋ぐと、待っていたジェイコブ・マーフィーが縦へ破ってグラウンダーのボールを折り返す。ラドゥ・ドラグシンに当たって弾道が変わるも、ファーサイドでうまく反応したイサクがこのボールを押し込み、ニューカッスルが逆転に成功して前半を終えた。 後半に入っても両チームともにアグレッシブな姿勢を維持。55分にはサールの放ったミドルシュートがGKマルティン・ドゥブラフカに弾かれると、こぼれ球に反応したB・ジョンソンが右足で狙ったが、シュートは右ポストに嫌われる。なかなか勝ち越せないトッテナムは62分、この日はベンチスタートとなっていたソン・フンミン、ジェームズ・マディソン、イヴ・ビスマと主力級の3枚を送り出し、まずは同点を目指す。 終盤に入るとトッテナムが敵陣で過ごす時間を増やし、81分にはマディソンがきわどいミドルシュートを放つ。以降もソン・フンミンを中心にゴールに迫る場面を作ったが、ニューカッスル守備陣を崩し切るようなシーンは少ないまま後半アディショナルタイムに突入。10分間と長めに設定された後半アディショナルタイムでは、ソランケらがゴールを脅かしたが、最後まで同点ゴールは奪えず、スコアは1-2のままタイムアップを迎えた。 この結果、トッテナムはプレミアリーグ4試合未勝利となり、うち黒星の数は3つと、苦しい時期を乗り越えられない。一方のニューカッスルは、公式戦6連勝を飾り、好調の所以を示した。 この後、両チームはカラバオカップ(EFLカップ)準決勝ファーストレグの戦いが控えている。トッテナムは8日にホームででリヴァプールと、ニューカッスルは7日に敵地でアーセナルと、それぞれ対戦する。 【スコア】 トッテナム 1-2 ニューカッスル 【得点者】 1-0 4分 ドミニク・ソランケ(トッテナム) 1-1 6分 アンソニー・ゴードン(ニューカッスル) 1-2 38分 アレクサンデル・イサク(ニューカッスル)
SOCCER KING