大阪・松井知事 関西の3空港について「改めてバックアップが必要だなと」
大阪府・松井一郎知事の定例会見 2019年9月19日
大阪府の松井一郎知事は19日午後、大阪府庁で定例記者会見を開いた。松井知事は会見で、今月4日の台風21号の影響による大阪府内の被害について「今なお16人の方が避難所生活を余儀なくされています。関係機関とともに全力で復旧に取り組んでいきます」と話した。
「日本の災害に対する強さを世界に示すことができたのでは」
会見では、台風21号により大きな被害を受けた関西国際空港(関空)についてもふれ「昨日(18日)は鉄道が運転再開。21日には第一ターミナル北エリアの運用再開が予定されており、空港機能が着実に回復していることを実感しました。日本の災害に対する強さを世界に示すことができたのでは」と述べた。 今回の関空の被害を受け、報道陣から関空、伊丹、神戸の国内線や国際線など3空港の役割分担についてどう考えるか?という質問があった。 それに対し松井知事は「バックアップ機能は必要だなと改めて、これは関西全体で認識したことだと思います」と話した。 また「国際線については、特に伊丹周辺の住民のみなさんがどのような問題、意見を持っておられるか。これがいちばん重要だと思いますから、3空港懇談会でしっかりぎろんしていくべき課題だと思っています」と続けた。
「台風21号の影響の中での海外出張で悩んだ」
今月9日から16日までは、2025年国際博覧会(万博)の誘致を目指し、欧州各国での誘致活動へ向かった松井知事。この件については「台風21号の影響の中での海外出張で悩んだ」とした。 投票を2か月後に控えており「経済界の皆さんと一緒に、自ら足を運んでBIE加盟国の要人に直接お会いし、万博開催の熱意を伝えることができた。ひとつでも多くの国に誘致をはたらきかけるよう力を注いでいく」と説明した。