「黙れ、静かにしていろ」観客からの妨害行為にジョコビッチが激怒。「選手へのリスペクトを学べ」<SMASH>
現在開催中の男子テニス国別対抗戦「デビスカップ・ファイナルズ」(11月21日~26日/スペイン・マラガ/インドアハードコート)では、現地23日に行なわれた準々決勝でセルビアがイギリスを2-0で下したが、試合後にノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)が観客とトラブルになった場面が話題となっている。 【動画】試合中、ヒートアップする観客を煽るような仕草を見せるジョコビッチ イギリスとのシングルス第1試合を制したセルビアは、シングルス第2試合にジョコビッチを投入。エースとしてチームをけん引するジョコビッチが、キャメロン・ノーリー(イギリス/18位)を6-4、6-4で下し、準決勝進出を決めた。 問題となったのはこの後の出来事だ。イギリスの応援団は試合を通して大きな盛り上がりを見せていたが、ジョコビッチのオンコートインタビューの際にはさらにヒートアップ。盛大にドラムを叩き鳴らし、ジョコビッチの受け答えを妨害した。 海外メディア『Sportskeeda』によると、この妨害に我慢の限界を迎えたジョコビッチは、騒音の中心となっていたイギリスファンのグループに向かって、「選手へのリスペクトの仕方を学べ。黙れ、静かにしていろ」と怒りの声を上げたようだ。 ジョコビッチは後の会見で、「観客が、騒ぐことを目的としたような応援になることは、デビスカップや団体戦の良いところでもある」としながらも、「ファンが一線を越えるような発言をすることもあり、その場の雰囲気に流されて僕も反応してしまうんだ」と説明している。 なお、少々後味の悪い勝ち上がりになったセルビアは、現地25日に行なわれた準決勝でイタリアに1-2で敗れて決勝進出を逃している。 構成●スマッシュ編集部