旧安川邸で孫文像除幕式、北九州 中国人彫刻家が寄贈
中国の辛亥革命の指導者・孫文の銅像が北九州市戸畑区にある実業家の元邸宅「旧安川邸」に設けられ、同市による除幕式が12日、行われた。孫文が辛亥革命後の1913年に安川邸を訪れてから、今年で110年。銅像設置に関わった書家・篆刻家の師村妙石さん(74)は「像を通じて、安川と孫文の関係を伝えていきたい」と話した。 銅像は台座を含めた高さが約2m。彫刻家で中国美術館(北京)の呉為山館長が中国で制作し、北九州市に寄贈した。孫文が安川邸を訪れた46歳当時の姿をイメージしたという。 孫文は13年3月、安川邸を訪れ、「世界平和」と書いた直筆の書を安川電機創業者の安川敬一郎に贈った。