フランス人女性の不明は「事件」 特派員協会で兄が会見
2018年7月に栃木県日光市を観光で訪れ、行方不明となったフランス人女性ティフェヌ・ベロンさん(41)の兄ダミアンさん(43)が24日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、ベロンさんが事件に巻き込まれた可能性が高いとの見解を示した。その上で、栃木県警などからフランスの司法当局側に対し「十分な捜査資料を提供してほしい」と改めて要望した。 ダミアンさんは、県警の説明や独自の調査に基づき、ベロンさんの足取りや背景事情を説明。携帯電話の位置情報に不審な点があることなどを根拠に挙げた。「当初から日本とフランスの司法制度の違いに難しさも感じている」とも述べた。