大阪・松井市長 2020年度予算案発表会見全文(3)児童虐待防止対策についてなど
大阪・松井市長 2020年度予算案発表会見全文(3)児童虐待防止対策についてなど
次は子育て教育施策でありますが、最初に児童虐待防止対策についてです。重大な児童虐待ゼロの実現を目指すためには、小さな虐待の芽を見逃さず、早期発見につなげる必要があることから、発生予防、早期発見の取り組みや発生時に迅速・的確な対応をさらに強化をしていきます。そのために区の地域実状を把握している区長のマネージメントにより発生予防、早期発見の強化をします。また、予期せぬ妊娠に悩む妊婦等の相談窓口を開設するほか、産後の住宅支援、在宅支援を実施するなど、産前産後の母子支援を強化します。さらには大阪府、堺市と協力し、SNSによる子育て相談窓口を1か月間試行で開設し、相談支援につながりやすい仕組みを作っていきます。 【ノーカット】大阪市・松井市長、2020年度予算案を発表(2020年2月13日)
医療機関や保育施設等と連携した取り組み強化
また児童虐待発生時に迅速・的確な対応をするために、精神科などの医療機関や保育施設等の連携した取り組みを強化します。こども相談センターの機能強化については、現在建設中の北部相談センターの整備や、森之宮こども相談センターの建て替えに加え、4か所目の設置について詳細検討を実施するほか、児童相談システムの開発など増加する児童虐待の相談や一時保護の機能強化を図ってまいります。
教育委員会事務局の4ブロック化
次に質の高い学校教育を推進するための仕組みづくりとして、教育委員会事務局の4ブロック化を行います。具体的には各ブロック統括者のもと学校への指導・助言などを担当するラインを新たに設置をし、これまで以上に学校現場へ目が行き届く支援体制を構築をいたします。この4ブロック化を活用した学力向上の取り組みとして、ブロック統括者のマネージメントのもと、ブロック担当指導主事と学校が連携を密に行い、全小・中学校の独自の課題に対応したきめ細やかな支援を実施いたします。
専任チームが定期的に学校へ訪問
次に学力向上推進校240校を対象に指導教諭を中心に編成した専任チームが定期的に学校へ訪問し、実践的な指導・助言を行い、学力向上を目指します。 また継続して学力などんの課題を有する学校については、児童・生徒の学習習慣や基礎学力の定着などに向け、学校力アップコラボレーターを配置するなど、重点的に支援をいたします。