98年世界最強! フランス代表、伝説の英雄たち(4)すごすぎ…。絶大なる存在感、世界の頂点に立った偉人
98年FIFAワールドカップ、開催国のフランス代表が初の栄冠に輝いた。2年後のEUROも制するなど当時圧倒的な強さを誇ったフランス代表の中からピックアップ。フットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。(年齢、所属は97/98シーズン開始時点)
MF:ディディエ・デシャン(ユベントス/フランス代表) 生年月日1968年10月15日(当時28歳) 97/98シーズンリーグ戦成績:25試合0得点4アシスト フランス代表通算103試合4得点 フランス代表での主な出場大会:UEFA EURO’92、UEFA EURO’96、1998年FIFAワールドカップ・フランス大会、UEFA EURO2000 フランスが誇る偉大なる主将、ディディエ・デシャン。史上初のW杯制覇、さらに2年後のEURO制覇と圧倒的な強さを誇ったチームのキャプテンであり、今では代表監督として尊敬を集めている偉人である。 98年W杯では、中盤の底で個性派揃いのチームを統率。驚異的な運動量、抜群の危機察知能力、そして何より強烈なキャプテンシーで絶大な存在感を発揮した。そして、ブラジルとの決勝を経てフランスサッカー史上初めてW杯トロフィーを掲げた選手となった。 能力値で最高評価となったのは、やはり「メンタル」。アフリカ系の移民も多く、いつの時代もチームとしてまとまるのが困難とされるフランスが一致団結したのはデシャンのキャプテンシーがあってこそ。さらに「IQ」でも90を超えており、その卓越した戦術眼はフランスが落ち着きを維持するために重要なものだった。 キャプテンとして、そして監督としてフランス代表をW杯王者に導いたデシャンこそ、フランス史上最高のサッカー選手といえるかもしれない。