47都道府県のご当地ジンをつくる「県ジンプロジェクト」、第3弾「東京ジン」をリリース
コロカルニュース
■東京の老舗とコラボした香り高いクラフトジン 近年、ジンに注目が集まり、日本の各地でクラフトジンづくりが盛んに行われています。ジンは、風味づけにジュニパーベリーを使用していれば、ほかにどんな素材を使ってもよいという自由度の高い蒸留酒です。各地の特産物や名産品を活用した多種多様のジャパニーズクラフトジンが多く登場し、ジン業界はさらなる盛り上がりをみせています。 【写真で見る】これまでにリリースされた「千葉県ジン」「静岡県ジン」 そんななか、〈スターマーク株式会社〉がすすめる47都道府県のご当地ジンをつくる取り組み「県ジンプロジェクト」で第3弾のクラフトジンが発売されました。 10月に第3弾として発表された「東京ジン」は、江戸の老舗店とコラボレーションした東京らしさがあふれる商品です。ボタニカルは、東京日本橋で300年以上続く鰹節の専門店〈にんべん〉の本枯鰹節を使用。旨味を感じられる味わい深さが魅力です。 さらに宝永年間に創業の楊枝専門店〈日本橋さるや〉をフィーチャーし、和製ハーブとして黒文字(くろもじ)を加えました。〈日本橋さるや〉では爪楊枝づくりに、日本固有種の香木である黒文字を使っています。黒文字の甘みのある落ち着いた香りと爽やかな香りがアクセントとなり、香り高いクラフトジンができあがりました。 パッケージデザインにもこだわりがあり、浴衣の老舗店〈竺仙〉の行儀小紋柄をあしらいました。行儀小紋柄とは江戸小紋三役のうちのひとつ。パッケージからも東京の伝統を感じることができます。 鰹節と黒文字を組み合わせた「東京ジン」は、特に和食との相性が抜群とのことです。食事の味わいを邪魔しないため、ソーダと1対1で割って、食中酒としてぜひ楽しんでみてください。 ■コミュニケーションツールとしてジンを 「県ジンプロジェクト」は、2023年6月より、〈スターマーク株式会社〉がスタートした取り組みです。 新型コロナウイルス感染症で、対面コミュニケーションが難しくなったこの3年間。「誰でも話題にできる“都道府県”をテーマにしたクラフトジンをつくってコミュニケーションツールとして役立てたい」という思いのもと、プロジェクトは始動しました。 これまで第1弾として「千葉県ジン」、第2弾に「静岡県ジン」が発表されており、各地の素材の魅力を引き出したクラフトジンが評判になっています。 「県ジンプロジェクト」の商品は、〈スターマーク株式会社〉が運営するECサイト「老舗通販. net」で購入できます。 2024年も北海道をはじめ、各地のクラフトジンが続々と開発される予定です。その土地ならではのおいしさが味わえる「県ジン」にぜひ注目してみてください。 writer profile Ayumi Otaki 大瀧亜友美 おおたき・あゆみ●山形県出身。広告制作会社や出版会社での勤務経験を活かして、フリーライターへ転身。WEBや紙媒体で編集から取材、執筆まで幅広く行う。旅や料理、植物など心を豊かにしてくれるモノやコトが大好き。 【コロカルニュース】とは? 全国各地の時事ネタから面白情報まで。コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。