紅葉と空 水面の共演/深浦・十二湖 観光客ら散策楽しむ
青森県深浦町の景勝地・十二湖で紅葉が見ごろを迎えており、3日は観光客らが、池を巡る遊歩道などで散策を楽しんでいた。 白神山地の麓の十二湖エリアには大小33の湖沼が点在。黄葉が進むブナ林や、水際で色づいたイタヤカエデの鮮やかな黄やハウチワカエデの赤などが水面にも輝いた。場所によっては落葉が進んでいるところもあり、散策者らは池に浮かぶ落ち葉を眺めたり、真っ赤なカエデ類をバックに記念撮影をしたりしながらゆっくり過ごした。 東湖と西湖からなる王池周辺は紅葉と松との対比が美しく、友人と散策していた秋田県能代市の藤田秀子さん(78)は「水辺の紅葉が素晴らしい。池を何カ所か回って一日中楽しみたい」と笑顔で話した。 ガイド団体十二湖森の会によると、今年の紅葉は例年より遅く、これから色づくところもあり、あと1週間は見ごろを楽しめそう。