Wi-Fi 7と10GbE対応の無線LANアクセスポイント「ACERA EW770」を開発、フルノシステムズ
株式会社フルノシステムズは、Wi-Fi規格「Wi-Fi 7(IEEE802.11be)」に対応した無線LANアクセスポイント「ACERA EW770」を開発した。同製品は、2025年3月に発売予定で、学校やオフィスなどの広範な利用環境において、高速かつ安定した通信を提供することを目指している。 【画像】「ACERA EW770」の製品コンセプト ACERA EW770の主な特徴は、2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯の3つの周波数帯に対応し、理論上最大17,982Mbpsの超高速通信を実現する点にある。また、3つの周波数を同時使用可能な「3RF技術」を採用し、多端末接続時のスループットを従来機種と比較して約6倍向上させている。また、6GHz帯非対応端末の場合でもデュアル5GHz設定を活用し、最適な通信パフォーマンスを確保することが可能だ。 有線LAN部分では、10Gbpsの高速通信を実現する「10ギガビット・イーサネット」に対応。給電規格はIEEE802.3bt(PoE++)を採用し、省電力モードでは既存のPoEスイッチにも対応する柔軟性を持つ。 さらに、ACERA EW770では、従来機種と同様の広い動作温度範囲(-10度から+55度)を確保。通信の高速化に伴う機種本体の発熱と動作温度帯の確保を考慮して、機器の面積を広く設計しつつ、設置後の環境親和性を最大限考慮した40㎜の超薄型構造を採用。壁面や天井に取り付けた際の圧迫感を抑えた。 同社は、同製品と同時リリースとなる無線ネットワーク管理システム「UNIFAS(ユニファス) 3.60」による統合管理も可能にし、学校やオフィスでの効率的な管理運用をサポートしている。
こどもとIT,編集部