【山口】新紙幣 発行始まる 記者が実際に使ったみました!
山口朝日放送
世界初の偽造防止技術が使われています。20年ぶりに新しいデザインとなった紙幣の発行が県内でも始まりました。 日本銀行下関支店では、午前8時から新紙幣の金融機関への引き渡しが行われました。紙幣のデザインが変わるのは20年ぶりで、新しい1万円札は「実業家」の「渋沢栄一」。新5千円札に「教育者」の「津田梅子」。そして、新千円札には「細菌学者」の「北里柴三郎」が描かれています。 また、様々な偽造防止技術が使われていて、紙幣の角度を変えると肖像が回転する3Dホログラムが世界で初めて採用されました。 辻支店長は、これまでの紙幣も使えるので「古いお札は使えない」といった詐欺に注意するよう呼びかけました。 一部の金融機関では、初日から新紙幣の両替に対応していて山口銀行の本店にも両替に訪れる人の姿がありました。 山口銀行は、今月5日までに県内全ての店舗で両替できる予定ですが、当面は窓口での対応ということです。 取材した記者も、新紙幣に両替しました。向かった先は豚骨ラーメンの専門店「まる龍」です。この店は、去年3月にQRコード決済ができる最新のタッチパネル式の券売機を導入しました。新紙幣への対応は6月中旬にデータ更新しましたが、記者が初めての新紙幣を使った客です。券売機に新紙幣を投入し、ランチメニューの一番人気を選択しました。 キャッシュレス化が進むことも想定され「大量に流通する紙幣は最後になるかもしれない」新紙幣。日銀下関支店では、3日に約224億円を発行したということです。