38歳ワウリンカ 3時間30分超え死闘の末に初戦敗退、全豪オープン<男子テニス>
全豪オープン
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は15日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク56位のS・ワウリンカ(スイス)は第20シードのA・マナリノ(フランス)に4-6,6-3,7-5,3-6,6-0のフルセットで敗れ、初戦敗退となった。 【西岡 良仁、ダニエル 太郎、綿貫 陽介ら全豪オープン組合せ】 38歳のワウリンカと35歳のマナリノのベテラン対決となったこの試合、第1セットではワウリンカが3度、マナリノが2度のブレークチャンスを握る。ワウリンカが1度のブレークに留まるなか、マナリノに2度ともチャンスを決め切られセットを追いかける展開に。 それでも、第2・第3セットでは計9本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークチャンスを与えることなくセットカウント2-1と逆転する。 第4セットでも先にブレークしていたワウリンカだが、そこから逆転を許し勝負はファイナルセットへ委ねられた。 ファイナルセット、疲労によりミスが増えフットワークが序盤の動きを再現することが難しくなったワウリンカは2度のブレークを許し4ゲームを連取される。その後も満足にボールを追うことができずに、3時間36分の熱戦の末に力尽きた。 勝利したマナリノは2回戦で世界ランク82位のJ・ムナル(スペイン)と対戦する。ムナルは1回戦で同48位のA・シェフチェンコをストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第3シードのD・メドベージェフ、第25シードのL・ムセッティ(イタリア)らが初戦を突破した。