中山記念の2年連続3勝目を狙うヒシイグアス(昨年2月撮影、ユーザー提供：natsumiさん)

　土曜の中山は1日を通して芝ダートともに稍重だった。日曜は昼頃から小雨がぱらつく予報となっている。芝は稍重の発表以上にパワーを要する感じで、開幕週らしく内＆前で運んだ馬が有利。後方から外を回すと厳しい。ダートは引き続き稍重か。1200mも1800mも、外目の枠から先行した馬が踏ん張る傾向にある。 【写真】ヒシイグアスこれまでの軌跡 　土曜の阪神は芝が稍重→良、ダートが稍重だった。深夜から日曜の夕方にかけて雨が降り続くようで、芝ダートともに重以上に悪化するだろう。基本線として芝は内回りが内＆前有利、外回りは外差しも決まるイメージ。そこに道悪という要素が加わってどうなるか。このあたりはレースを見ながら対応したい。ダートは土曜を見ると、ほぼ逃げ先行馬同士の決着。時計が速くなれば尚更、前の組が有利になる。 　土曜の小倉は芝が重→稍重、ダートが重だった。深夜に雨が降りそうなので、ともに大きな回復は望みづらい。芝は内外がほぼフラットで、先週以前に比べると内を回した馬の活躍が目立つ。中団以降からの外差しは難しい。キズナ産駒とハーツクライ産駒に要注意。ダートは小回りの高速決着らしく、逃げ先行馬同士の決着が目立つ。 【注目馬】 中山11R・ヒシイグアス…この枠なら中団のインを取れそうだし、適度に時計がかかるのもプラス。ソールオリエンスは強敵だが、立ち回りの巧さを生かせればチャンスはある。 阪神11R・サンライズロナウド…脚をためやすい内枠をゲット。ハービンジャー産駒だけに、少々の道悪も問題ないだろう。中団からのイン差しを期待したい。 小倉11R・カフジテトラゴン…土曜の小倉芝で絶好調だったキズナ産駒。内有利になってきたトラックバイアスも味方に、前々からの粘り込みがある。