南部町で住宅火災、焼け跡から2遺体発見
21日午前3時過ぎ、青森県南部町鳥舌内栗ノ木沢、無職小田嶋マツノさん(86)方から出火、木造平屋住宅約160平方メートルを全焼し、焼け跡から性別不明の2人の遺体が見つかった。小田嶋さんと、同居する長男(61)と連絡が取れておらず、三戸署は身元の確認を急ぐとともに出火原因などを調べている。 同署によると、小田嶋さんと長男は2人暮らし。同日午前3時10分ごろ、近くの住民から住宅が燃えている-と119番通報があった。火は約3時間後に鎮火した。 現場は町役場の南約6キロの道路沿いに住宅や畑などが点在する農村地帯。火災を発見し、119番通報した近所の男性(68)は「大きな爆発音を耳にして目が覚め、窓から外を眺めると燃えた家の辺りが赤くなっていた。びっくりして外に出てみると家が真っ赤な炎に包まれ、何回か爆発音が上がるたびに火の粉が上がった」と語った。