「兵庫維新」新代表に参院議員の金子氏 知事選、衆院選で引責辞任した片山氏の後任に
日本維新の会の兵庫県組織「兵庫維新の会」は22日、代表選の投開票を行い、金子道仁参院議員(54)=比例代表=が新代表に選出された。衆院選の県内選挙区で全敗したことや、県知事選で維新が支援した候補が斎藤元彦知事に大敗したことを受け、現代表の片山大介参院議員が引責辞任を表明していた。 有権者は県内の国会議員と地方議員、選挙区支部長の計104人。金子氏は来年1月1日付で代表に就任し、任期は2年。 代表選には、金子氏と門隆志県議(57)=同県宝塚市選出=の2人が立候補。県内での党勢立て直しなどを焦点に代表選が行われた。有効投票数は97票で、金子氏が71票、門氏が26票だった。 金子氏は代表選出後、「兵庫の改革は維新がやる。改革勢力の中心に兵庫維新の会が集まっていけるように力添えいただきたい」と党員らに訴えた。 兵庫維新は10月の衆院選で、県内全12選挙区に候補者を立てたが全敗。11月の知事選でも、日本維新の会を離党し無所属で立候補した前参院議員の清水貴之氏を支援したが、清水氏は斎藤氏に85万票以上の大差で敗れた。こうした結果を受け、片山氏は11月の全体会議で代表の引責辞任を表明していた。