【ライブレポート】ukkaのワンマンライブ「doll」、黒の新衣装で描き出した濃密な世界観
ukkaのワンマンライブ「doll」が10月4日に神奈川・CLUB CITTA’で開催された。 【計23枚】ドール衣装でパフォーマンスするukka ■ ドール衣装からリボンが特徴の新衣装へ 「オモイオンナノコ」をテーマにした“コンセプトシングル”として、9月25日にリリースされたukkaの最新作「yummy!!」。本作のドール衣装に身を包んで登場したukkaは、コンセプチュアルなオープニング映像を挟み、「ティーンスピリット」でライブの幕を開ける。ピンクのペンライトでフロアを染め、声を出して盛り上がるオーディエンスとともに、7人は強固な一体感を生み出していった。序盤のメドレーコーナーでは「空想トラベル」「恋、いちばんめ」など多種多様な世界観を持つ楽曲がシームレスに届けられ、場内が次第と非日常的な空間に。「yummy!!」の収録曲で、シンガーソングライターさとうもかが提供した「推≒恋」もライブ前半に披露され、“推し”に対する恋の気持ちが周りにバレてしまう不器用な女の子の心情がキュートな振付で表現された。 ライブ中盤からukkaはリボンがあしらわれた黒の新衣装にチェンジ。最新シングルより、「依存」「執着」をテーマに恋愛における気持ちのすれ違いを表現した「結び目」を披露し、シリアスな感情がにじんだ歌声を響かせた。さらに「don't say Love」「ガールズナイト」など濃密なムードをたたえた楽曲が畳みかけられる。「ニューフィクション」ではメンバーの伸びやかで力強い歌声に歓声が沸き起こり、「yummy!!」の収録曲「マリオネットガール」でもukkaが紡ぐ「オモイオンナノコ」のイメージがステージ上に表出。7人がマイクスタンドを前に「つなぐ」を情感たっぷりに歌い上げると、観客はその姿と歌声に心を奪われた。 ■ ファンの皆さんは「同じ方向を向いてくれる」 アンコールはライブの人気曲「キラキラ」でスタート。楽曲の終盤、観客がシンガロングを繰り広げる中で、メンバーの突き抜けるようなまっすぐな歌声が特別な瞬間を生み出す。「ファンファーレ」では7人がチアリーディングのポンポンを手に、晴れやかな笑顔を浮かべて歌い踊った。次のMCではメンバーが1人ずつ順番に挨拶。葵るりは「私たちが新しいことに挑戦するとなったときに、背中を押してくれたり、同じ方向を向いてくれる皆さんがこうして集まってくれて。12月と1月のワンマンライブはこの7人と皆さんでソールドアウトを目指したいと思います」と決意を述べ、若菜こはるとともにukkaに加入してからもうじき1周年を迎える宮沢友は「ukkaに染まることができたんじゃないかなと思っています。皆さんのおかげでどんどん成長できていると思います」と自身が感じている手応えを明かした。 そして7人はこの公演のラストナンバーとして「Glow-up-Days」を歌唱。さわやかにタオルを振り回し、ワンマンライブ「doll」の幕を閉じた。なお、ukkaは12月8日に東京・WWW Xで2部制のワンマンライブ「泡沫」「光彩」を開催。2025年1月12日には東京・豊洲PITでもワンマンライブを行う。 ■ セットリスト □ ukka「ワンマンライブ『doll』」2024年10月4日 CLUB CITTA’ 01. ティーンスピリット 02. アフタヌーン・グラフィティ 03. Rising dream 04. Killer Lips(メドレーver.) 05. 空想トラベル(メドレーver.) 06. 恋、いちばんめ(メドレーver.) 07. AM0805の交差点(メドレーver.) 08. Poppin' love!!! 09. 推≒恋 10. 結び目 11. don't say Love 12. コリオリ 13. ガールズナイト 14. スーパーガール☆センセーション 15. ニューフィクション 16. マリオネットガール 17. つなぐ 18. TAiLWiND <アンコール> 19. キラキラ 20. ファンファーレ 21. Glow-up-Days ■ ライブ情報 □ ukka「泡沫」「光彩」 2024年12月8日(日)東京都 WWW X [1部 泡沫]OPEN 12:45 / START 13:30 [2部 光彩]OPEN 16:15 / START 17:00 □ ukkaワンマンライブ「ukka music and sound awards」 2025年1月12日(日)東京都 豊洲PIT