「油断しちゃダメ、早めの避難を!」土砂災害の防災意識向上まんがコンテスト【高知県】
高知さんさんテレビ
土砂災害への防災意識を高めてもらおうと、高知県が行ったまんがコンテストの受賞作品が公開されています。 「避難警報!」 姉「準備して!早めに避難するよ」 「えー…まだ『避難レベル3』でしょ?お姉ちゃん気が早いよ…」 姉「油断しちゃダメだよ早めの避難で安全にね!私たちの家からだと避難レベル4になってからだと遅いかもだからね」 特別賞に選ばれたペンネーム・和仔さんの作品「早めの避難」です。 県防災砂防課は土砂災害への理解と関心を深めてもらおうと「土砂災害まんがコンテスト」を2024年、初めて開催しました。6月から募集開始。全国のプロ・アマから26作品の応募があり審査を経て11月、7点の入賞作品が発表されました。 大賞に輝いたのはペンネーム・志良るいさんの作品「ご教示」です。 無邪気に遊ぶ息子の体に突然「犠牲者ゼロ」の神様が降臨。母親の知らないうちに子どもが防災知識を習得しているという斬新なストーリーです。 母「土砂災害…!?そういえばその辺の知識…全然なかったな…」 子ども「ひなんばしょ、はじゃーどまっぷ、かくにん、ひなんけいろ、3日分のしょくりょうもちだしリュックのじゅんび」 母「なんで…しっちゅうが!?」 母親の知識不足と子どもの啓発の言葉との対比が面白いことや、防災意識が低いと言われる親世代への啓発につながることが高く評価されました。 優秀賞には4作品が選ばれました。 ペンネーム・福岡真由美さんの作品は避難を渋る父を娘が説得するという実際の災害時にも起こりがちなリアルなストーリーを描いています。 娘「うわー、すごい雨」「ほらハザードマップ見てよ。ここ危険区域だよ」 父「土砂災害が心配なのか。父さん、ずっとここに住んでるけど何ともなかったし、大丈夫でしょ」 娘「あのねえ、昔と今は違うの!近頃の雨の降り方はエグいんだから!」 父「うーん、じゃ明日になったら避難しようかね」 娘「明日!?今夜雨が激しくなったらどうするの!?」 娘「今行こ!今!」 父「分かったよ。じゃ今行くか…」 娘「やったー!!」 父「憧れの先輩が避難してたの知ってたらしい…」 大切なワードが赤字になっていることやセリフが効果的でストーリーが分かりやすいことなどが評価されました。 入賞作品は県防災砂防課のホームページで公開されています。
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