史上最高額の日本人は誰だ? 歴代市場価値ランキング21~30位。世界をとどろかせた元サッカー日本代表も
時代によって選手の価値は変動するが、最も価値が高かった選手は誰なのだろうか。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出したデータをもとに、各選手の歴代最高市場価値ランキングを紹介する。※所属クラブは当時、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。市場価値は12月22日現在
30位:遠藤保仁(現・ジュビロ磐田) 生年月日:1980年1月28日 最高市場価値:650万ユーロ(約9.1億円) 更新日:2009年12月22日(当時29歳) 日本代表で史上最多となる152試合に出場している“キックの名手“遠藤保仁が、日本人歴代市場価値ランキングで30位にランクインした。 現在43歳にして現役を続けている遠藤の市場価値が最も高騰していたのは、ガンバ大阪に所属していた2009年12月22日で、650万ユーロ(約9.1億円)が彼の最高額となっている。2009年の遠藤はアジア年間最優秀選手賞を受賞するほどの活躍ぶりで、その前年にはクラブワールドカップでマンチェスター・ユナイテッド相手に善戦。国際舞台でも結果を残したことが、市場価値の上昇に繋がったのだろう。 ちなみに現在のJリーグで最も市場価値が高いのは220万ユーロ(約3.1億円)を記録した浦和レッズのアレクサンダー・ショルツだ。遠藤の全盛期はこれのおよそ3倍の額まで市場価値が高騰しており、現在の例と比較をしても、Jリーグでプレーしながらここまで価値を高めたのは異例の出来事だということがわかるだろう。
29位:吉田麻也(現・ロサンゼルス・ギャラクシー) 生年月日:1988年8月24日 最高市場価値:700万ユーロ(約9.8億円) 更新日:2018年1月2日(当時29歳) 日本代表でキャプテンも務めた吉田麻也が日本人歴代市場価値ランキングで29位にランクインした。 吉田は2012年夏に行われたロンドン・オリンピック後にプレミアリーグに昇格したばかりのサウサンプトンに移籍した。選手や監督が多く入れ替わる中でも7年半にわたってプレー(サンプドリアにローン移籍していた期間も含めると8年間)。プレミアリーグ出場試合数154試合は日本人史上最多であり、世界最高峰のリーグでアジア人CBが通用することを証明する活躍ぶりだった。 彼の市場価値が最も高騰していたのは2018年1月2日で、自己最高額は700万ユーロ(約9.8億円)にのぼる。2017/18シーズンに吉田はマウリシオ・ペジェグリーノ監督のもとでゲームキャプテンを務めることも多く、現リバプールのフィルジル・ファン・ダイクと鉄壁のコンビを築いていた。吉田はこの時に叩き出した自己最高額を2019年12月までキープしている。