【ニュージーランド】日本の景気後退入り回避、NZ経済に恩恵か
日本の2023年10~12月期の実質国内総生産(GDP)の改定値が年率0.4%増と速報値の0.4%減から上方修正され、2四半期連続のマイナス成長となる景気後退入りを回避したことを受け、ニュージーランド(NZ)では、NZの輸出や旅行業界などへの恩恵が見込めるとの見方が出ている。NZヘラルドが伝えた。 市場では、日本銀行がマイナス金利政策の解除に動く可能性があるとの観測が広がっている。ウエストパック銀行NZ部門の首席エコノミスト、エクホールド氏は、「日本でマイナス金利終了の機運が高まっていることが重要。日本でも生活費上昇の圧力はあるが、他国に比べ低水準だ」と述べた。 また、新型コロナウイルス流行の収束以降の日本と中国からの観光客は戻りが遅いとし、日本経済の回復は日本人観光客の回帰やNZ産品の輸出拡大につながる可能性があるとしている。 ■北海道でスキー中NZ人2人死亡 北海道の羊蹄山で11日、雪崩に巻き込まれてNZ人2人が死亡したことが分かった。両国の当局によれば、1人はイザベラ・ボルトンさん(21)で、もう1人は30代の男性。別にNZ人の男性が軽傷を負い病院で治療中という。 他に3人の計6人でコース外のバックカントリーをスキー中に雪崩に遭遇した。当日雪崩警報などは出ていなかった。ボルトンさんは昨年11月からニセコでスキーインストラクターとして働いていた。