あと一歩が、遠い。北海道・嵯峨祐太監督「ちょっとした噛み合わせの違いで、上に行けるチーム」【F1ファイナルシーズン|記者会見/湘南vs北海道】
12月22日、Fリーグ2023-2024ディビジョン1の第23節、湘南ベルマーレvsエスポラーダ北海道が行われた。 試合開始直後は自陣でプレーする時間が続く北海道。7分には相手との1対1の場面も、GK関口優志がゴールを割らせない。攻め込まれる時間を無失点で抑え、第1ピリオドを折り返した。 すると23分、室田祐希がドリブルから相手を2人かわし先制点を挙げる。しかし直後、立て続けに失点を許し2点を追う展開に。27分に、ベテラン水上玄太がサイドからのボールに滑り込むと1点差まで追い上げを見せた。最後はパワープレーで得点の機会を作ったが、チャンスを決めきれず惜しくも2-3で敗戦した。 試合を終え、嵯峨祐太監督と鈴木裕太郎が記者会見に出席した。
結果を出せなかったのは自分の力不足
●エスポラーダ北海道|嵯峨祐太監督 ――試合を振り返って。 本日もありがとうございました。こういった素晴らしい環境の中でゲームをさせていただけたことを、当たり前じゃなくありがたいことだと感じています。 レギュラーシーズンでは結果的に最下位になってしまいましたけれども、見に来てくださった方々に「フットサルは楽しいな」「いいスポーツだな」と思ってもらえるように、1年間取り組んできたことをきちんと出せたらなと思っていました。選手たちとも「集大成としてしっかり戦おう」と確認をして試合に臨みました。 劣勢ではありましたが、前半はしっかり耐えることができて、後半にいい形で点が取れたのは理想的なゲーム運びでした。ただ点を取った直後から、少し平常心を保てなくなった部分もあったと思います。すぐ2失点したシーンについては、奪ったボールを奪われるという失点をしやすい形だったので。そこを詰めきれなかった、やりきれなかったことが、このような結果に繋がってしまったかなと思っています。 ただ課題のところは明確になっています。そこはトレーニングするどうこうではなく改善できると思うので。しっかりそこを全員に確認をして、明日もう1度きちんといいゲームをして、結果を出せるように。もう1日もないですけれど、いい準備をしたいなと思っています。 ――本日、ベテラン選手たちが2得点をあげる活躍を見せていました。チームにとってベテラン選手たちはどのような存在でしょうか。 自分が選手の時から一緒にプレーしていた選手なので、正直、絶対的な信頼があります。信じている選手たちですし、北海道の顔という存在です。頼っているし、信じきっている。きつい時はもちろん、上を向いている時も、どんな状況でも頑張ってくれると思ってます。 ――先日退任を発表されましたが、残りのファイナルシーズンはどのような時間にしていきたいですか。 レギュラーシーズンでは最下位ということで、結果を出せなかったのは間違いなく自分の力不足というのは認識をしています。本当にちょっとした噛み合わせの違いで、もう少し上に行けるチームなんだよなという風に思いながらやっています。 その嚙み合わせがなかなかうまくいかなかったシーズンなんですけれども、この先必ず必要になってくる部分だと思います。それを残りの期間でみんなで共有したいと考えていますし、そういうゲームを見せたいなという風に思っています。