バカリズム、「ブラッシュアップライフ」で橋田賞選出
昨年2023年1月期に放送された「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)で脚本を務めたバカリズムが、第32回「橋田賞」に選出されたことがわかった。バカリズムは過去に自身の脚本・主演による「架空OL日記」(読売テレビ・日本テレビ系)で「第36回(2017年度)向田邦子賞」を受賞している。 【写真】金屏風の前で笑顔のバカリズム。「向田邦子賞」贈賞式にて。 「ブラッシュアップライフ」は、実家住まいの独身女性・近藤麻美(安藤サクラ)が突然人生をゼロからやり直すことになる“タイムリープヒューマンコメディ”。ココリコ田中が麻美の父を演じ、バカリズムも麻美がやってくる案内所の受付係として出演したほか、ドランクドラゴン塚地も本人役で登場した。あーちんと、小学校からの同級生であるなっち(夏帆)、みーぽん(木南晴夏)の3人を中心とするなんてことない日常、そしてあーちんとまりりん(水川あさみ)の奮闘が描かれ、ナチュラルな会話劇が視聴者の人気を集めた作品。「第60回ギャラクシー賞」テレビ部門選奨、「第39回ATP賞テレビグランプリ」総務大臣賞および優秀賞、「東京ドラマアウォード2023」作品賞(連続ドラマ部門)グランプリおよび脚本賞、「Asian Television Awards 2023」最優秀脚本賞など、国内外で高い評価を受けた。 「橋田賞」ではバカリズムについて「『ブラッシュアップライフ』でのアイデアにあふれたオリジナル脚本が見事。自然なセリフや巧みな構成で多くの視聴者の心をつかんだ」との選評を発表。さらに「ブラッシュアップライフ」は作品としても「橋田賞」に選出されており、「緻密に練られた伏線と、軽妙なセリフの会話劇で、ドラマの面白さを再認識させた。俳優陣の演技も見事で、視聴者から熱い共感を呼ぶドラマに仕上がっていた」とコメントが贈られた。 「橋田賞」は、日本人の心や人と人のふれあいを温かく取り上げてきた番組と人に対して授与されるもの。今回の大賞の該当はなし。5月10日(金)に「橋田賞授賞式」が行われる。