毒グモ大繁殖。アパートが地獄と化すパニックホラー「スパイダー/増殖」
脱走した毒グモがアパートで繁殖し、住人たちに襲い掛かる──。新鋭セヴァスチャン・ヴァニセック監督の長編デビュー作となるフランス発パニックホラー「スパイダー/増殖」が、11月1日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開。ティザーポスターが到着した。 パリ郊外のアパートに暮らす、エキゾチックアニマル愛好家のカレブ(テオ・クリスティーヌ)はある日、珍しい毒グモを手に入れる。その後、同じアパートに住むトゥマニにスニーカーを転売したところ、彼は不可解な死を遂げた。ウイルスが発生したと判断した警察による建物封鎖で、住人たちは閉じ込められる。その頃、脱走したカレブの毒グモが猛スピードで繁殖していた……。
本国フランスで大ヒットし、第49回セザール賞で最優秀新人監督賞と最優秀視覚効果賞にノミネートされ、第35回シッチェス・ファンタスティック映画祭で審査員賞を受賞した本作。ホラーの帝王スティーヴン・キングは「恐ろしく、気持ち悪く、よくできている」と称賛し、ヴァニセック監督はサム・ライミのオファーにより「死霊のはらわた」シリーズのスピンオフ作品を手掛けることが決まっている。 外見で忌み嫌われるクモを、差別される郊外出身者に重ねて、構想に取り掛かったという監督。そんな意味合いも読みつつ、低予算ながらエッジの効いた戦慄劇を楽しみたい。
「スパイダー/増殖」
監督・脚本:セヴァスチャン・ヴァニセック 製作:ハリー・トルジュマン 脚本:フローラン・ベルナール 撮影:アレクサンドル・ジャマン 音響:セザール・マムーディ、サミー・バルデ セットデザイナー:アルノー・ブニオール VFX:ティエリー・オニロン 出演:テオ・クリスティーヌ、ソフィア・ルサーフル、ジェローム・ニール、リサ・ニャルコ、フィネガン・オールドフィールド 2023年/フランス/106分/2.39:1/フランス語/カラー/5.1ch 原題:Vermines 字幕:大塚美左恵 配給:アンプラグド ©2023 MY BOX FILMS – TANDEM All Rights Reserved 公式サイト:unpfilm.com/spider