米海軍オスプレイ、岩国基地への初配備 防衛省などが岩国市と山口県に伝達 機数は示さず
防衛省と外務省は15日、米軍岩国基地(岩国市)に海軍の輸送機オスプレイが年内に配備される計画を岩国市や山口県などに伝えた。空母艦載機のC2輸送機の機種更新で、米軍のオスプレイの岩国基地への配備は初めてとなる。機数については米軍の運用を理由に明らかにしなかった。艦載機の戦闘機の一部もステルス戦闘機F35Cに更新される。 【動画】米空軍オスプレイ 地元自治体は機体の安全性や運用について近く文書で国に照会し、回答を得て対応を協議。市民生活への影響を見極め、受け入れの可否を判断する方針でいる。空母の交代に合わせて実施される機種更新で、海軍のオスプレイとF35Cの国内配備は初となる。 松本尚防衛政務官たちが岩国市役所を訪れ、福田良彦市長と桑原敏幸議長たちに説明した。オスプレイについて、福田市長は昨年11月の鹿児島県・屋久島沖での空軍機の墜落事故を踏まえ、機体の安全性を質問。松本氏は「日米間の確認作業で前例のないレベルで技術情報に関するやりとりがなされ、安全性に問題はないと考えている」と理解を求めた。
中国新聞社