給食のシューマイに針金 1月にはスライサーの刃が混入の可能性も 教委「保護者に説明」と公表せず
上伊那郡南箕輪村の南箕輪小学校で10月16日に出た給食のシューマイに針金が混入していたことが、5日までに分かった。1月に村学校給食センターで野菜用のスライサーの刃が欠け、給食に混入した可能性があることも判明。ともに健康被害は報告されていない。村教育委員会は、保護者への説明は終えているとして公表していなかった。 針金は長さ8ミリ、直径0・5ミリ。4年生の児童が食べようとしてシューマイを割ったところで気づき、取り除いて食べた後に報告があった。混入の原因は不明。村教委は当日に県教委に届け出て、同小の保護者に通知した。 スライサーは刃が数ミリ破損しているのを調理後の点検で確認。既に同小の38人が給食を食べていた。欠けた部分は見つからなかった。 同センターは、同小と南箕輪中学校の給食を調理している。藤沢勇教育次長は「あってはいけないこと。子どもたちの安心安全な食の提供のために、改めて再発防止に努める」としている。