【阪神】岡田彰布監督が球団最多514勝で並んだ藤本定義とは?
<広島1-2阪神>◇3日◇マツダスタジアム 阪神岡田彰布監督(66)が監督として藤本定義に並んで球団最多タイ514勝目をつかんだ。 【写真】リーグ優勝を飾り、胴上げされる阪神の藤本定義監督(1962年) 最多に並ばれた藤本定義は、球界でも監督として名を残す人物だった。 ◆藤本定義(ふじもと・さだよし) 1904年(明37)12月20日生まれ、愛媛県出身。松山商から早大に進み投手として活躍。東京鉄道管理局では監督を務め、プロの選手経験なく1935年(昭10)の巨人創立の際に初代監督に就任。9季で7度優勝し、第1期黄金時代を築いた。戦後はパシフィック、太陽、金星、大映、阪急監督を歴任。61年6月7日からは休養した阪神金田正泰監督に代わって指揮官に就任し、62年に球団15年ぶりの優勝に導いた。64年に2度目のV。巨人と阪神の両チームで監督を務めた唯一の人物で、投手のローテーション制を初めて導入した。監督年数29年は歴代最長。通算1657勝(1450敗93分け)は歴代3位。9度の優勝を経験した。1981年2月18日、76歳で死去。