急死のバルドックを侮辱 ライバルクラブのファンに捜査の手が伸びる
職を失う危機に
昨季シェフィールド・ユナイテッドで活躍し、今季は母国ギリシャのパナシナイコスでプレイしていたDFジョージ・バルドック。今年10月に自宅のプールで遺体となっているのが発見され、突然の出来事に大きな悲しみがフットボール界を包んだ。 [動画]シェフィールド・Uが制作したバルドックの追悼動画 しかし、ライバルクラブのサポーターの中には、同選手の死をからかうような者もいたようだ。チャンピオンシップ(英2部相当)のシェフィールド・ユナイテッド×シェフィールド・ウェンズデイのスティールシティ・ダービーにて、「バルドックはどこにいる?」と書かれた侮辱的なプラカードを掲出していたアウルズ・ファンが確認され、SNSにも画像が拡散し問題となっている。サウス・ヨークシャー警察とクラブはともに捜査を開始したようだ。 英『Daily Mail』は、このファンの身元を特定している。水路管理会社で測量士として働くブランドン・ペドリックという男で、同社の広報担当はこの問題を極めて深刻に受けとめ、画像に写っている行為は組織としての価値観に完全に反するものであり、内部の法的調査を行っていると発表した。 また、アウルズの広報も「クラブはソーシャルメディア上で出回っている画像を認識しており、この忌まわしい行為を強く非難する」と声明を出している。 ペドリックは数週間前に就職したばかりだというが、これで解雇される可能性が高いようだ。激しいライバル関係で知られる両クラブだけにヒートアップしたのだろうが、死者を冒涜するような行為は絶対にしてはいけない。 ※ザ・ワールド2024年12月号、11月15日配信の記事より転載
構成/ザ・ワールド編集部