こんな自転車の乗り方もNGに…11月1日から罰則強化「ながらスマホ」の危険性
「ながら運転」はどのくらい危険なのか?その危険性を体験しました。 杉本記者: 「きょうは特別にスマホでメッセージを送りながらこのおよそ40mの道を自転車で走ってみたいと思います」 コースは白線の上を走る直線ゾーンと、コーンの間をジグザグ走る蛇行ゾーンのおよそ40m。
まずは、普通に運転した場合。 杉本記者: 「ああ、簡単ですね」 19秒で通過することができました。
一方… 杉本記者: 「晩ごはんなに?」 スマホでメッセージを返しながら走ると…普通に運転した時より11秒遅い、30秒でゴール。 杉本記者: 「メッセージ自体は晩御飯なに?すきやき。やったー!っていう3つのやりとりまではできたんですけど、すごいハンドルとられますね。私右利きなので左で携帯持ってたんですけど、目の前のものは1m先くらいしか見えてませんでした」
こちらは、ながらスマホ撲滅のため、KDDIなどが行った実証実験の様子です。実験では、視線の動きをとらえる装置を、自転車の運転手11人が装着しスマホでメッセージを打ちながら、駐車車両や歩行者が現れるコースを走行。歩行者をどのくらい確認することができたかを調査します。 その結果、歩行者を見落とした回数は、通常走行で1.3回だったのに対しながら走行では2回となり、「見落とし率」は5割増加。 歩行者を認識するまでの時間は、通常走行の1秒と比べてながら走行では1.7秒と、遅れました。
【スタジオ】 松友アナ: ちょっと確認、ちょっと電話するくらいのつもりでも、それがとても危険だということが分かりますね。 杉本記者: ながらスマホだけでなく、11月1日からは自転車の「酒気帯び運転」も罰則が強化されます。これまでの「酒酔い運転」だけでなく、車と同じく、呼気1リットルあたり0.15ミリグラム以上のアルコールの保有で「酒気帯び運転」となり、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。 「罰則強化」を機にもう一度、自転車の乗り方を見直してみませんか?