「立ち往生車両」の移動手順をリアルに…冬の季節を前に関係者が実地訓練【長崎】
本格的な冬を前に、佐世保市では道路の凍結や積雪で立ち往生した車を移動させる訓練が行われました。 訓練には、県と国土交通省・長崎河川国道事務所、それに道路の維持や保守を請け負う建設業者など約40人が参加しました。 河川国道事務所では積雪や路面凍結で車が立ち往生した場合に備えた実地訓練を毎年行っています。 雪国に比べ、降雪量が少ない県内でも2023年1月の大雪では200台を超す車が国道上で立ち往生しました。 国や県などの道路管理者は、除雪や災害復旧の作業に支障が出る場合には、災害対策基本法に基づく手順で立ち往生した車や放置車両を移動させることができます。 訓練では、車を移動させる区間や、作業の内容をドライバーに説明する手順を確認したほか、「ゴージャッキ」と呼ばれる道具を使って実際に車を牽引し、もしもの事態に備えました。 国土交通省九州地方整備局長崎河川国道事務所 金子圭介 道路管理第一課長 「外出しないといけない時は冬用タイヤ、チェーンの装着をぜひしていただきたい」 同様の実地訓練は、雲仙市小浜町や大村市でも行われる予定です。
テレビ長崎