石原さとみ「命がけで取り組んだ」 映画「ミッシング」大阪プレミア試写会
女優・石原さとみが1日、大阪市内で主演映画「ミッシング」(吉田恵輔監督、5月17日公開)の大阪プレミア試写会舞台あいさつに、俳優の青木崇高と出席した。 2022年4月に第1子出産を発表して以降、初の映画出演作。脚本も担当した吉田監督のオリジナル作品で、娘の失踪事件をきっかけに、さまざまな情報に翻弄(ほんろう)されていく母親を演じた。石原は「私が大げさではなく、本当に命がけで取り組んだ作品です。すごく挑戦です。感動という言葉ではなくて本当に苦しいですけど、温かくて優しい作品です」と熱い思いを語った。 今作の関西でのキャンペーンは初めて。石原は大阪について「3年ぶりくらいです。プライベートでマルキン家具に来ました。そこにしか売っていない椅子がありまして。本当に検索して全然見つからなくて、やっと見つけたのが大阪で、それを買いに来ました」と、青木もビックリの行動力で観客の笑いを誘った。青木は大阪・八尾市出身。この日もキャンペーンで忙しく「ゆっくり時間があるなら、監督、さとみちゃん、みんなで、まず最初に京橋の立ちのみ『とよ』に行って、その後に鶴橋の(焼肉)『空』行って、雨だから天六の『春駒』で寿司食って…。いいラインナップでしょ?」と、大阪巡りを提案した。 石原は本作への出演を7年前に吉田監督に直談判。3年後に脚本をもらい、さらに3年後に自身も母親になって撮影に挑んだ。「本当に苦しかったんですけど、涙が出るぐらい幸せな時間でした」とにっこり。夫を演じた青木はそんな石原を「出産経て大変な時期にそんなつらい思いをする必要なんてないとも僕は思うんですけど、でも石原さとみっていう人は逃げなかった。ちゃんと向き合って、そこに僕はとんでもなく感動しています」と称賛した。 この日は5日に誕生日を迎える吉田監督の誕生日を祝う、たこ焼きの上にケーキがのったバースデーケーキが登場。吉田監督は「アイドルになった気持ち」とおおはしゃぎ。石原も「たこ焼き~!」と驚き、青木は「ごっつええやん」と笑顔でフォトセッションに応じた。
報知新聞社