「今でも許せない」中居正広の“被害者女性”の言葉は守秘義務違反か、弁護士に聞いた示談契約
性的被害の可能性
中居が起こしたトラブルの詳細は不明だが、密室で男女間に起こったことから、X子さんが性的被害に遭った可能性を連想させる。 2017年、性犯罪を厳罰化する目的から、刑法の親告罪規定が削除。従来は、起訴するために被害者の告訴が必要とされていたが、その必要性はなくなっている。 仮にX子さんが性的被害を受けており、示談が無効となった場合、刑事事件に発展することはありえるのか。 「被害があったと仮定した場合ですが、可能性の話だけでいけば、ありえなくはない、というのが答えです。 しかし、捜査機関は、事件があったことを立証できる確かな証拠がない限り、民事不介入として立ち入らないことが多いのです。というのも、同意の有無や、性行為の有無を立証することは難しいため。不同意性交罪や不同意わいせつなどのトラブルについての相談を受けることもありますが、その多くのケースで警察が動かない、告訴を受理しようとしないというのが現状です。 今回は既に示談をしていることから、なおさら、捜査機関としても動きにくいと考えられます」 騒動の行方は、いかに――。