相楽伊織のバスケ大好記⑦「ディフェンスが固かった三河。今週末の川崎×SR渋谷はファジーカス選手、ホーキンソン選手の直接対決が楽しみ」【バスケ】
ディフェンスが固い三河、特に長野選手がスゴかった
こんにちは。相楽伊織です。 今回は4月14日のSR渋谷×三河(67‐81)を現地観戦してきたので、その感想と、今週末に行われる川崎×SR渋谷で楽しみにしていることを書きたいと思います。 まず三河については、久しぶりに現地で見たこともあり『ディフェンスがすごく固いチームなんだ!』と驚きました。特にスゴいと思ったのが長野誠史選手で、オフェンスに対する反応がめちゃくちゃ速い! パスコースにもしっかり手を出していて、この日はスティール4本! ディフェンスでSR渋谷をかき乱すだけでなく、オフェンスでも3Pシュート2本を含む11得点と、攻守でチームの軸になっていると感じました。 そして、私的に見応えがあって面白かったのが、ジェフ・ギブス選手とダバンテ・ガードナー選手のマッチアップです。2人がゴール下でめちゃめちゃぶつかり合っていて、私は2階席から見ていたのですが、そこまで迫力というか圧が伝わってきました。私は、熱い心を持って体を張って献身的にプレーする選手が好きなんです! 試合は、序盤、SR渋谷の3Pシュートがよく入り、ジョシュ・ホーキンソン選手の『さすが!』というプレーもあり、SR渋谷がリードしていました。でも、ホーキンソン選手がスティールしたものの、そのボールがギブス選手→ベンドラメ礼生選手と渡るときに滑ってシュートまでいけなかったり、ベンドラメ選手が運んでいたボールがルーズになったのをザック・オーガスト選手にダンクされそうになり、それをファウルで止めなければならなかったりなど、もったいないミスもあり流れに乗れていない感じでした。 【会見で話を聞くと新たな発見や気づきがあります】 そうしたミスがあったものの何とか立て直していたSR渋谷ですが、私が『ここで流れが三河に傾いたな』と思ったのは、4Qでギブス選手が5ファウルでアウトとなり、ガードナー選手がそのファウルで得たフリースロー2本をきっちりと決めたところです(三河が65‐62とリード)。 でも試合後の会見では、三河のライアン・リッチマンHCが、ターニングポイントとして3Q序盤の西田優大選手の3Pシュートを挙げていました。その時点ではSR渋谷が43‐35とリードを保っていましたし、その後にベンドラメ選手がゲームメイクをしていたので私としてはまだまだSR渋谷が有利と思っていたのですが、『なるほど、3Q序盤から流れは三河に来ていたんだ』と思いました。 会見でHCや選手といった当事者から話を聞くと新たな発見があるもので、敗れたSR渋谷のルカ・パヴィチェヴィッチHCが「3Pシュートはよかったけれど、もっとインサイドで攻められればよかった。フリースローがもらえないと難しい試合になる」とコメントされていました。確かに、この試合でSR渋谷が得たフリースローは僅か4本(決まったのは2本)。それに対し三河は17本(決まったのは15本)。フリースローが試合のカギを握るというのは私にとって新鮮で、新たな気づきとなりました。