宇良、門戸を広げる新弟子2次検査に賛成も…現実は「やはり体が大きいほうが有利」
大相撲春巡業(21日、前橋市・ALSOKぐんま武道館)東前頭筆頭の宇良(31)が、さきに12年ぶりに実施された5月の夏場所(12日初日、両国国技館)の新弟子2次検査について「門戸を広げることはいいことだと思う」。175センチ、143キロ。筋力トレーニングとハイカロリーの食事を徹底していまでこそ増量できたが、関学大から初の力士となった平成27年2月の新弟子検査では身長172センチ、体重113キロで体格基準(167センチ、67キロ)を満たした。 【写真】宇良、戦後最大級のカムバック「自分でも不思議な気持ち…」 2次検査は基準未満の小さな入門志望者を対象に、短距離走など7項目の運動能力テストを行い、今回は159・5センチの志望者が通過。身長150センチ台の力士が誕生すれば戦後初となる。 幕内では平均以下のサイズとなる宇良は「体格差は関係ないと思って闘えればいいが、そこまで強気に思えたことはない。やはり体が大きいほうが有利で…」。この日は幕内王鵬らと2番目に多い16番を取って7勝。体格差は稽古で補う。