Aぇ! group、怒涛の日々からひと段落終えて明かされるグループへの愛 メンバーと共に掴んだ栄光
インタビューなどで今語られるグループへの真っ直ぐな愛
しかし雑誌や各種メディアで公開されている直近のインタビューでは、それぞれがデビューを目指して積み上げてきた努力や過去の葛藤、かつての弱い自分など、現在の活躍の土台となった彼らの過去が赤裸々に明かされている。 例えば、末澤は『Myojo』2025年1月号増刊(集英社)でのメンバーによる1万字インタビュー「僕がジュニアだったころ」で、メンバーに“30歳”というタイムリミットを設けていると伝えていたこともあり、デビューの知らせを聞く直前にそのリミットについて真剣に話したことを明かした。そしてその時に「末澤が辞めるなら、自分も辞める」という意見で一致したことも。正門もデビュー直前に多くの人にデビューを期待されていた状況を「勢いがあるうちにモノにしないと、次にいつ波が来るか分からない。当時は言語化できなかったけど、何か感じていたモヤモヤの正体はそれかなと思います」と振り返る(※1)。デビュー発表から怒涛の日々にひと段落ついたからこそ語られる言葉の根底には、このメンバーとだったからこそ掴み取った現在があるというお互いへの信頼や愛情、そしてファンへの深い感謝が語られていた。 思い出されるのは、京セラドームで行われた『Aッ倒的ファン大感謝祭 in 京セラドーム大阪 ~みんなホンマにありがとう~』におけるデビュー発表だ。結成から5年、あまりにも壁が多かったデビューへの道のり。涙を流し、ようやく掴んだ栄光を、大勢のファンと噛み締める5人。彼らにとって、華々しい舞台は決して当たり前の景色ではないのだと、それぞれの言葉から伝わってきた。きっとその気持ちは、今も変わらないのだろう。 Aぇ! groupという居場所があるから、個人でも羽ばたける。長年応援し続けてくれたファンがいるから、一緒に大きくなれる。彼らの活躍の裏には、そんな想いが常にともにある。馴れ合いではない絆の在り方こそ、Aぇ! groupらしさなのではないかと、そんなふうに思う。 ※1:https://hochi.news/articles/20241007-OHT1T51258.html
神田佳恵