ビヨンド・ミート製品の使用を縮小-カールスジュニアとデル・タコ
(ブルームバーグ): 米ファストフードチェーン、カールスジュニアとデル・タコ・レストランツは、米ビヨンド・ミートの代替肉製品をいち早く採用したが、消費者の関心が薄れつつあるのに伴い、多くの店舗で植物由来肉の提供を中止している。
カールスジュニアの1000以上の店舗のうちほとんどが4月24日時点で「ビヨンド・バーガー」をメニューから外している。同社担当者がブルームバーグに対して明らかにした。
同社は2019年1月、ビヨンド・ミートと提携する大手ファストフードチェーンの先陣となる1社として、ビヨンド・バーガーの提供を開始していた。
デル・タコも昨春、「売り上げ低迷」を理由に、600近い店舗すべてでビヨンド・ミートの提供を中止したと、同社担当者がブルームバーグに語った。ただ、引き続き両社で「新しく革新的な植物由来メニューの可能性を探っている」という。デル・タコも19年にビヨンド・ミートの製品の販売を開始していた。
ビヨンド・ミートはコメント要請に応じなかった。かつてウォール街の人気銘柄だった同社は、消費者への浸透がうまくいかずに株価は下落している。
原題:Carl’s Jr. and Del Taco Are Scaling Back Beyond Meat Products(抜粋)
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Deena Shanker