医療法人から業務上横領の罪 元職員の初公判 被害総額は9500万円 ギャンブルに使ったか
鹿児島放送
霧島市の医療法人から売上金などを横領した罪に問われている元職員の男の初公判が開かれました。 被害額はあわせて9500万円にものぼるとみられています。 起訴状などによりますと鹿児島市宇宿の無職、仰裕次郎被告(40)は霧島市の国分中央病院を運営する医療法人美﨑会で経理課長などを務めていた2020年10月からおよそ半年の間に金庫内に保管されていた病院の売上金などおよそ310万円を横領したとされています。 仰被告は業務上横領などの疑いで今年3回逮捕されていて、警察は美﨑会の被害額が9500万円に上ると見ています。 仰被告は美﨑会の聞き取りに対し横領した金のほとんどをギャンブルに使ったと話しているということです。 11日の初公判で仰被告は起訴内容を認めました。 裁判所は仰被告が他にも業務上横領などの罪に問われており今後の進行を整理する必要があるとして、11日の審理を終えました。