<2年越しの春へ・県岐阜商>センバツ選手紹介/6 2年生外野手 ミート力に磨き /岐阜
中西流空(りく) 苦手だった低めの変化球を克服する練習を重ね、バットの芯で球をとらえるミート力に磨きをかけた。秋季大会8試合の打率は4割。センバツでも「全打席でヒットを打ちたい」。 広部嵩典 動画投稿サイト「ユーチューブ」で剣道の動画を見たのを機に、竹刀の素振りを試した。「どうすればバットの先を速く動かすことができるのか、参考にするため」 藤永祥太 打率を上げるため、多いときは1日1000回の素振りをこなす。実家は各務原市内だが「野球だけに集中したい」と、学校近くで下宿している。 清水亮汰 右翼手。10球ごとにコースの想定を変えて行う1日300本の素振り練習で、打ちたい方向をイメージ。守備範囲の広さに自信があり、ヒット級の当たりは飛び込んで捕る。 加納充翔(あつと) 秋季東海地区大会では、体が左方向に開いて空振りした反省から、打撃練習でフォームを改善。ストライクが来やすい初球からヒットを狙うことを意識。「1球目で仕留められるようになった」 長尾依吹(いぶき) 中堅手。50メートル5秒90で「足の速さは自分が一番」。ベンチ入りメンバーのスイングスピードを計測、記録する係をこなす。アイドルグループ「嵐」のファン。 中之薗力也 新型コロナウイルス感染拡大による休校期間中は、両親が贈ってくれたスイングスピードの計測器で、毎日目標の数字を決め、到達するまでバットを振り続けた。3カ月間で約20キロ増の時速142キロに。(敬称略)=随時掲載