『SEED FREEDOM』ラスボスが“ロトの勇者”? 1万いいね獲得の“さまようロトの鎧”制作秘話
■制作してみて「受け取る側の人によっていろんな解釈が生まれるんだな」と感動
――制作時、特にこだわったポイント、苦労したポイントを教えてください。 【アフロ】ロトの鎧の素材はブルーメタルというものでして、それを表現するのに青のメタリック塗料の厳選。頭部の2本の角を色分けすることで、兜と同じ配色にするなどロト感を出すために気を遣ってます。マントは元のままだと半透明なビームエフェクトなので、そこは布のマントらしく、何度も赤を重ねて塗りました。苦労したのは、これが軌道に乗るまでの工程ですかね。いつもそうなんですがイメージと完成までの工程が固まるまで、難儀してますし、その一歩がなかなか踏み出せません。 ――制作時はやはり、ロトの物語をイメージされたのですか? 【アフロ】いえいえ、正直シンプルに見た目をロト風にしたかっただけですね。ちなみに、作品名は『勇者ロト風』というだけで特別考えてなかったのですが、寄せていただいたコメントの中に『さまようロトの鎧』とセンスある言葉を頂きました(笑)。 ――『さまようロトの鎧』(笑)!?名タイトルですね。そんな反応を含め、本作には1万件以上のいいねが寄せられました。 【アフロ】たまたまタイムリーなネタが、偶然にも人目について広まった、広めてくれたと思うので、驚きと感謝しかありません。これを見ていろんな方から感想をいただくことによって、いろんな考察や既視感のある例えを多くいただき「受け取る側の人によっていろんな解釈が生まれるんだな」と感動しました。“勇者ロト”に見えるという声が1番多く、素直にうれしかったですね。印象的な反響だと先ほどお話した『さまようロトの鎧』とか『騎士ガンダム』に見えるとの声が多く、ロト専用MSほか、劇中のキャラクターのif解釈などですね。 ――本作を含め、ご自身が「ガンプラ」で表現する際、一番気を付けていることはどんなことですか?また、ガンプラモデラーとしての信念を教えてください。 【アフロ】とりあえず自分がイメージしたコンセプトに基づいて統一感のある色でまとめる、ですかね。このロトカラーはその最たるものだと思います。信念は「どこまでこだわって自分が好きなように作って楽しく取り組めるか」ですね。 ――ご自身にとって「ガンプラ」とは? また、「ガンダム」とはどんな存在ですか? 【アフロ】人生の半分です。ガンダムあるところ、今はガンプラも二人三脚してる感じです。 ――すばらしいですね。では、最後にモデラーとしての今後の目標、野望をお聞かせください。 【アフロ】今後もこれまで通り何かしら形にしていきたいですし、ガンプラの登竜門である「オラザク」や「GBWC」などで結果を出せたらなと思います。