佐藤健さんの恋愛観とは?主演映画『四月になれば彼女は』は3月22日(金)公開
■映画を通して変化した自分自身の恋愛観 もがき方さえわからないまま恋愛の正体を探し求める藤代を演じた時間は、佐藤さんの恋愛観にも変化を与えていた。 「本当に手放したくないものがあるなら、やっぱりもがいて必死にならないといけないよな、とは思いました。うじうじしていると消えてしまうものって、ありますよね。恋愛はコントロールできない要素が多いからこそ、自分の気持ちをちゃんと認めて、一生懸命相手に伝えることしかできない。藤代を演じるうち、恋愛への理解が深まった気がします」 インタビュー中は常に冷静に、一定の温度で受け答えする姿が印象的。けれど今回のラブストーリーの中には、佐藤さんの熱い瞬間がしっかりと刻まれている。 「撮影行為自体は一瞬だけど、作品はずっと残っていくもの。だからこそ後悔したくないし、妥協したくない。熱くなってでもいいものを残したいと僕が思えるのは、作品であり、撮影現場です。恋愛の正体は映画のラストシーンに詰まっているので、ぜひ確認してみてほしいです」 カーディガン ¥46200・ニット¥42900・パンツ¥52800/エイトン青山(エイトン) 靴/スタイリスト私物
映画『四月になれば彼女は』 出演/佐藤健、長澤まさみ、森七菜ほか 監督/山田智和 原作/川村元気 四月。精神科医の藤代俊(佐藤健)のもとに、かつての恋人・伊予田春(森七菜)から手紙が届く。時を同じくして、婚約者の坂本弥生(長澤まさみ)が藤代のもとから突然姿を消してしまう。●3月22日(金)より全国公開 © 2024「四月になれば彼女は」製作委員会
撮影/田形千紘 ヘア&メイク/大木利保〈B.O.N〉 スタイリスト/吉田ケイスケ 取材・原文/松山 梢 ※BAILA2024年4月号掲載