【週末J2まとめ】2つの上位対決は清水と長崎が勝利して上位をキープ。秋田が千葉に逆転勝利で6位に浮上 | Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J2リーグは4月20日と21日に第11節が開催。上位3チームがそれぞれ勝利を手にした中、ブラウブリッツ秋田が6位に浮上した。
今節、大きな注目を集めたのは2つの上位対決だ。 首位を走る清水エスパルスは、5位につけるベガルタ仙台とホームで対戦した。試合は序盤から清水が主導権を握りながら攻撃を展開。16分にはカルリーニョス・ジュニオが競ったセカンドボールに反応したルーカス・ブラガが相手GKとの1対1を冷静に沈め、清水が先制に成功した。 追加点は後半の立ち上がり。54分、中盤でボールを奪った吉田豊のスルーパスに抜け出した北川航也が切り返しから左足で流し込み、リードを広げた。逆に仙台は65分に中島元彦が1点を返したが、なかなか追加点を奪うことができず。耐えしのいだ清水は、83分に西原源樹のクラブ最年少得点記録を塗り替えるゴールで試合の大勢を決めた。 仙台は後半アディショナルタイムに1点を返したが反撃もここまで。上位対決を制した清水が3連勝で首位を堅持した。 一方、2位のV・ファーレン長崎は、4位につけていた横浜FCと対戦。大粒の雨が降る難しいピッチコンディションの中、長崎がポゼッションしつつ、横浜FCがカウンターからゴールに迫る展開となった。 試合が動いたのは37分。少しずつパスワークにテンポが生まれ始めた長崎は、左右に揺さぶったところから最後はモヨ・マルコム強志のクロスが流れるとエジガル・ジュニオが反応。難しいバウンドをうまく流し込み、先制に成功した。 横浜FCは後半開始から選手交代を駆使して反撃を開始。しかし、57分にカプリーニが迎えたチャンスは枠を捉えられず。69分の福森晃斗の直接FKもわずかに枠の上に外れた。その後は互いに決定機を作りながらもゴールまではいかず。そのまま長崎が逃げ切り、4連勝で2位となっている。 上位浮上の可能性があったジェフユナイテッド千葉とブラウブリッツ秋田の一戦は、後半開始早々の47分に秋田の蜂須賀孝治が二度目の警告を受けて退場すると千葉の一方的な展開に。すると66分、小森飛絢のヘディングシュートはGKに防がれたが、こぼれ球を田口泰士が押し込み、千葉が先制に成功した。 その後も千葉が主導権を握りながら攻めていたが、終了間際の90分に再びゲームが動く。相手陣でボールを高い位置で奪い返した秋田は、岡﨑亮平の横パスに反応した半田航也が左足を振り抜き、強烈なシュートをゴール左上に突き刺して同点弾を奪取。これで勢いに乗った秋田は、後半アディショナルタイムに才藤龍治がヘディングで合わせて土壇場で逆転に成功した。 この勝利で秋田は6位に浮上。千葉は12位となった。 そのほか、ファジアーノ岡山はロアッソ熊本に2-0と快勝。ヴァンフォーレ甲府はザスパ群馬に快勝して、互いに上位を堅持した。一方、徳島ヴォルティスは藤枝MYFCに勝利して最下位から脱出している。 ■J2リーグ第11節 結果 山形 2-1 愛媛 甲府 4-1 群馬 清水 3-2 仙台 藤枝 0-1 徳島 岡山 2-0 熊本 千葉 1-2 秋田 山口 1-2 水戸 長崎 1-0 横浜FC 大分 0-2 いわき 鹿児島 2-1 栃木