読んでいて辛かった「経済的支援を…」雑誌『創』の篠田編集長にエール 大手印刷会社が不採算部門縮小「カンパのお願い」結果は
取材から執筆までほとんどひとりでこなし、なのに自分の給料は受け取らず、それどころか自分の家を抵当に入れて数千万円借金していると聞いたこともある。
かつては、毎年出す『マスコミ就職読本』3冊がドル箱で、本誌の赤字を補っていたが、就職情報がネットに移ったのも痛手だったようだ。
で、篠田さんの「カンパのお願い」の結果だが。
12月号の巻末で篠田さんはこう書いている。
<半年以内に数百万円用意しないと本誌が休刊になってしまうと前号でカンパのお願いをしたところ、予想を超えるありがたい反応を頂きました。50万円、100万円という高額のカンパをしてくれた方もいて、約300万円が集まっています。>
<読者の方々があまり反応してくれなければ力不足と受け止めて潔くやめようと思っていたのですが、これは簡単にやめるわけにはいかないなと叱咤激励として受け止めました。>
とり敢えず、休刊という最悪の事態は避けられそうでホッとした。
最近は不整脈など体調もよくないらしいが、篠田さんにはまだまだ頑張ってほしいと、エールを。 (月刊『Hanada』編集長・花田紀凱)