イ・ボミに憧れた少女が大躍進! 櫻井心那にインタビュー
23年JLPGAツアーで4勝、メルセデスランク5位、獲得賞金1億円超えと輝かしい成績を残した櫻井心那。「週刊ゴルフダイジェスト」1月23日号で櫻井心那の晴れ着姿とインタビューをお届けしているが、掲載しきれなかった分を「みんゴル」でお届け! 彼女の強さの原点や、23年シーズンの思い出を聞いた。
ツアー4勝で大ブレークした19歳
インタビューの始めに、彼女がゴルフを始めたきっかけから聞いた。 「ゴルフ好きの父がいて、練習場に連れていかれたのをきっかけにゴルフを始めました。残っている映像を見ると意外にちゃんとボールに当たっていました。当時の記憶はないですが、楽しかったんだと思います。地元の練習場にはスクールがあったので小学3年生くらいまで通って、その後は園田(謙介)さんという長崎の男子プロに教えてもらっていました」 では、どのようにゴルフにハマり、プロを目指すようになったのか。 「初めて試合に出たのは小学1年生の頃。スコアはハーフで70いくつで、多分ビリだったと思います。でも6年生のときに九州小学生ゴルフで勝って。その頃、地元長崎のパサージュ琴海アイランドゴルフクラブで日本女子プロゴルフ選手権があったんです。そこでイ・ボミさんを初めて見て、本当に可愛くて。しかもキラキラしていてめっちゃ上手い。そういう世界に憧れを持って、プロを目指そうって思うようになりました。 また中学1年から高校3年まで九州ゴルフ連盟の強化選手だったのは大きいかも。ナショナルチームの子たちがいて、トレーニングの方法とか、コースメモの書き方とか教えてもらったし、マネジメントもそう。今めっちゃ活きています」 九州でゴルフといえば沖学園が有名だが、出身は長崎日大高校。その理由は? 「高校を選んだのは、県内で唯一ゴルフ部があったからです。強くはなくて、お兄ちゃんの代から廃部の危機だったんですけど、だんだん部として成り立っていきました。練習は2時間弱くらいしかなかったんですけど、日曜日は近くにあるパサージュで1日練習させてもらっていたし、環境は良かったですね。高3で全国優勝したときは、地元の新聞に載りました! とはいえ、今とは違って街で声を掛けられたりということはなかったけど」 全国優勝ということは、プロの試合も良く出ていたの? 「アマチュア時代は『保険の窓口レディース』に1回だけ出ました。ステップは『九州みらい建設グループレディース』と『フンドーキンレディース』。緊張というか、先輩の邪魔をしちゃいけないっていう思いが強くて、楽しいとは思いませんでした。 男子の試合は石川遼さんの試合に行ったことがあります。ドライバーの音だったり、弾道の高さだったり、ギャラリーの多さだったりを見て、すごいなって思って憧れました」
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