岸田首相「どうけじめをつけるのか」 自民党が政治刷新本部で議論
日テレNEWS NNN
派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受け、自民党の「政治刷新本部」は22日も議論を行っています。自民党本部前から中継です。 岸田派の解散を表明してから初めての刷新本部で、岸田首相は冒頭、麻生副総裁らを前に解散の判断について釈明しました。 岸田首相「今回の事案に絡んで、派閥としてどうけじめをつけるのか、そういったことで解散を判断したということであります」 岸田首相は「それぞれの派閥関係者が自らどのようにけじめをつけるのか、説明責任を果たすのか、これは大変重要なことだ」と強調した上で、「政治刷新本部では、党としてのルールや方針を議論していく」と述べました。 22日の刷新本部では今週25日の中間取りまとめに向けた論点整理の骨子案が示される予定です。 複数の自民党関係者によりますと、中間取りまとめには派閥の法令違反が明らかになった場合、党が解散や活動休止を求められる仕組みの導入などが明記される方向です。 一方、派閥の解散については複数の自民党幹部が「中間取りまとめでは派閥の解散まで踏み込まず、各派閥に判断を委ねる方向で調整している」と述べています。 自民党・無派閥 青山繁晴参院議員「常識ならざることを推進してきた派閥を全部廃止してから立て直さないと、 国民が理解できる政党に脱皮できない」 こうした中、自民党内では若手を中心とした派閥全廃の実現を目指す新たな会議が発足しました。 参加議員は刷新本部の中で、「派閥の全廃」を訴える方針で、岸田首相が派閥の解散について刷新本部の議論をどう集約させていくかが焦点となります。