チームに“激震”…まさかの理由で退団した大物助っ人(3)首脳陣への暴言は「理性を失い…」
今季、読売ジャイアンツでの活躍が期待されたルーグネッド・オドーアが、シーズン開幕直前にまさかの退団。球界に大きな衝撃をもたらした。ただ、これまでのプロ野球の歴史を見ても、まさかの理由で退団した助っ人外国人選手は少なくない。そこで今回は、衝撃の退団となった助っ人外国人選手を取り上げたい。
ローガン・オンドルセク
投打:右投右打 身長/体重:203cm/104kg 生年月日:1985年2月13日 経歴:マクレナンコミュニティー大 - レッズ 勝利に対する意欲が、好ましくない形で出てしまったのがローガン・オンドルセクである。 シンシナティ・レッズに入団し、2010年にメジャー昇格を果たしたオンドルセク。デビューから3年連続で60試合に登板するなど、多くの登板機会を得ていた。 ただ、2014年は防御率5点台に沈み、同年オフにはFAに。2015年から東京ヤクルトスワローズの一員となった。 加入初年度から72試合登板で38ホールドポイント(5勝2敗33ホールド)、防御率2.05と大活躍。リーグ優勝に大きく貢献した1人だった。 翌2016年も安定した投球を見せていた中、6月に登板した際、9回に3点差を追いつかれてしまう。味方のまずい守備があったことは確かだが、激高したオンドルセクはベンチで首脳陣に対して暴言を吐いた。 この一件で、後日オンドルセク自ら退団を申し入れて球団は了承。「一瞬、理性を失ってしまった」という本人の言葉の通り、ヒートアップの度が過ぎたゆえの結末だった。
ベースボールチャンネル編集部