【全日本大学駅伝】5位でシード権獲得の早稲田大、出雲路で空回りした主力が修正「8割以上の力を出せた」
4・5・7・8区で想定を上回る
花田監督は、4・5・7・8の各区が、想定よりも良い結果だったと振り返り「地力は上がってきている。主力と、その次のクラスの選手がしっかりかみ合ってくれば、今日のレースでも、もう一つ前にいけたかなと思う。選手の起用も含めて、また考えていきたい」と総括。一方で「シード権争いを念頭に置いていてはダメだと思う。3番以内、できれば優勝を掲げたチーム作りをしていきたい」と、さらなる飛躍に目を向けた。 主将の伊藤は、出雲駅伝の反省を生かし、レースに臨むうえで考えを改めたことを明かした。「出雲までは、チームに目を向けるがゆえに、自分の走りを見つめられず、実力に見合わない走りをしていたと思う。今は、チームが成長してきたので、自分の走りに集中できる」。主将として悩みながら取り組んできたチームビルディングが、徐々に成果につながっていることに手応えを感じているという。出雲駅伝では、前半の3人が区間10~12位に終わり、後半の巻き返しで6位に入った。全日本大学駅伝では、個々の選手が走りを修正し、出雲駅伝から順位を一つ上げ5位という結果を残した。レースを経て順位を上げてきた勢いをさらに加速させれば、2カ月後の箱根駅伝で今年以上の順位が期待できるかもしれない。
第56回全日本大学駅伝
11月3日@愛知・熱田神宮西門前~三重・伊勢神宮内宮宇治橋前の8区間106.8km 優勝 國學院大學 5時間09分56秒 2位 駒澤大学 5時間10分24秒 3位 青山学院大学 5時間10分41秒 4位 創価大学 5時間13分17秒 5位 早稲田大学 5時間14分24秒 6位 城西大学 5時間14分57秒 7位 立教大学 5時間16分21秒 8位 帝京大学 5時間16分24秒 ーーーーーーーーーー 9位 東京国際大学 5時間17分46秒 10位 日本体育大学 5時間17分52秒
松崎敏朗